安来の自然でやすらぐ
のどかな恵みに癒される
わたなべ牧場

島根県安来市伯太町にある比婆山は「古事記」に記された国生みの神、伊邪那美命(イザナミノミコト)の御陵だと伝えられています。その麓にある久米神社は古来より、子授かり・安産の神社として信仰を集め 山頂にはその奥ノ宮も有ります。そのような日本神話にも記された比婆山のある伯太町は未だ手付かずの自然に囲まれた静かなときが流れるとてものどかな場所です。


わたなべ牧場は、昭和33年に現社長の渡邊太郎さんの祖父仁さんがデンマークの酪農家の元に留学され日本に戻り太郎様の父耕一郎さんとお二人でホルスタインの子牛を一頭飼い、木を自分たちで刈り、放牧地を手作りでスタートさせたそうです。

その後本格的に乳牛の数を増やし、乳を搾りそれを冷やした生乳を出荷する日々が続いたそうです。昭和50年代に入り、太郎さんの父耕一郎さんは、酪農やヨーグルトなどの乳製品の加工の現場を学ぶため、ロシアやスイスをはじめとしたヨーロッパ諸国を周遊。そこから牧場に戻り、ヨーグルトをはじめとした乳製品の加工をスタートさせたそうです。その後生乳から現在の乳製品の加工中心のスタイルに徐々に時代の流れと共にシフトし、現社長の太郎さんの代に至るそうです。

小高い丘の上には牛舎があり、そこで絞られた生乳は、坂を下ってすぐの加工場へ運ばれ、その日のうちにヨーグルトやプリンなどに形を変えます。
事前に連絡をすれば、工場見学はもちろん、牛舎の見学もできます。手付かずの自然の中で育った牛に直接触れることもでき、穏やかな牛達の表情にはとても癒されます。最後に工場に併設の店舗で、ヨーグルトやプリン、アイスクリームなど、わたなべ牧場の商品をいただくこともできます。

社長の太郎さんは北海道の大学の畜産学部を卒業されており、わたなべ牧場を継ぐまでは、仕事の傍ら、獣医として島根県内の酪農家の元を1軒1軒牛の診察に回っていた時期があったそうです。

そんな牛を知り尽くす太郎さんに牛の性格は?と伺ったところ
犬や猫とは少々違い、動きは遅く、性格も基本的にはおっとりしています。でも一度怒ると手が付けられないとのこと。お腹が空いていたり、どこか調子が悪いとすぐ機嫌が悪くなります。そんな時は優しく原因を落ち着いて探り、牛の声に耳をきちんと傾けてあげるのが一番だそうです。

わたなべ牧場の牛舎には、牛だけでなく、犬や野良猫たちも住み着いています。気がついたら10匹以上もの野良猫が牛たちと共に生活しているそうです。
わたなべ牧場の手造りプリン。安来産の生乳のみを使用。さらっとした味付けのプリンに後のせのトロッと濃いカラメルとの相性は抜群。
わたなべ牧場のTHEスタンダート。記念すべき最初の商品。パッケージは今も変わらずさっぱりとした味わいの自家製ヨーグルト。市内の小中学校では給食のおやつとして昔からお馴染み。

太郎さんにとって牛とは、自然の恵みをいただき、365日共に生活をする家族のような存在だと言います。そんな家族のような牛の乳からでき上がるヨーグルトやプリンは、乳化剤や化合成着色料などの化学合成物質は一切使用していないそうです。最近では東京都内のオーガニック系コンビニエンスストアを始め、高級スーパーからも注文が入るそうです。

是非一度わたなべ牧場へ直接足を運び、牛たちに会いに行ってみてはいかがでしょうか。きっとのどかな恵みと癒しが待っていることでしょう。

DATA

わたなべ牧場

島根県安来市伯太町日次463
TEL / 0854-37-1581
営業時間 / 9:00~18:00(工場と牛舎の見学は午前中のみ実施。要予約)
定休日 / 元旦
アクセス / 安来ICより車で15分 安来駅より車で20分 イエローバス「日次」下車
駐車場 / あり
HP / http://www.watanabe-bokujou.com/