心やすらぐ安来の味
安来の珈琲
CAFÉ ROSSO beans store + café  

地元で愛され続ける安来の味は、ひとたび口にすると、ほっとするおいしさが心に残ります。旅の疲れを和らげに、足を伸ばしてみませんか?


生粋の安来の珈琲一家 サルビア一門

CAFÉ ROSSOの創業は1999年。オーナーの門脇洋之さんは、1967年に安来市内に純喫茶としてスタートした老舗サルビア珈琲の創業者門脇美己さんを父親に持ち、弟さんの裕二さんも島根県松江市内でカフェを営む、生粋の珈琲一家です。実家の1階が 喫茶店だったということもあり、幼少時代より珈琲の香りの中でごく普通に過ごします。途中から焙煎を自身でスタートされたお父さんの元で珈琲の美味しさと魅力を少しずつ知っていったそうです。

同じ豆でも、浅く焙煎するもの、深く焙煎するもでは味が全然違うそうです。お父さんの独自のブレンドを毎日飲み、焙煎の違いで如何様にもアレンジできる珈琲の奥深い世界に自然とのめり込んでいったそうです。

シアトルからの新しいコーヒーのムーブメント

大阪の洋菓子店での6年間の修行をを経て実家サルビア珈琲で働き、自分流のスタイルを模索する日々の中で、CAFÉ ROSSO誕生の一つのきっかけがやってきます。今では世界中どこにでもあるアメリカ・シアトル発のコーヒーショップ・スターバックスの存在が大きかったと洋之さんは言います。

1996年に東京・銀座に日本初のスターバックスは誕生します。それまでの日本のスタンダードはサンドイッチなどの軽食と珈琲といういわゆる純喫茶、男性的なイメージが主流でした。スターバックスの登場により、今までは少ない種類だったドリップをはじめとする珈琲のメニューが、エスプレッソを軸にラテをはじめとして、キャラメルが入ったものやデザート感覚のフラペチーノなど、珈琲が苦手な女性でも色々なバリエーションで楽しく飲めるようになりました。エスプレッソマシーンで珈琲を出すスタイルにも洋之さんは今までにない衝撃を受けたそうです。自分の生まれ育ったこの安来でこんなスタイルの珈琲をやりたいと思うきっかけになったそうです。そして1999年にCAFÉ ROSSOは安来に誕生します。

安来発ナポリ経由

同じ頃、エスプレッソとミルクで模様を描き、飲むだけのものではなく見た目の華やかさを楽しむ、カプチーノアートに東京初台のドルチェヴィータというお店で出会ったそうです。今ほど日本でカプチーノアートが主流になる前のことです。その後、エスプレッソ発祥の地、珈琲の本場イタリアへ自分の理想の味を求め洋之さんは旅に出ます。

ナポリをはじめ、ローマ・フィレンツェ・ミラノと南から北へひたすら珈琲を求めます。洋之さんはその時のことを思い浮かべ楽しそうに話します。

イタリアではエスプレッソは砂糖をたっぷり入れてチョコレートのように最初は風味を、最後はその濃厚な甘さを楽しみます。珈琲スタンドで1ユーロのエスプレッソを毎日当たり前のようにみんなが飲む姿がそこにはあったそうです。

味もスタイルも地域によって全然異なるものだったり、イタリアで味わったコーヒーの多様性が今のCAFÉ ROSSOのオリジナルブレンドをはじめとした味に大きく影響しているそうです。

ワールドバリスタチャンピオンシップ 世界2位獲得

まだまだ国内ではエスプレッソやカプチーノアートをやっている人が少なく、自分がどのくらいのレベルなのか知りたかったという理由でまずは国内の大会に出てみることにしたそうです。国内で優勝。2003年に世界大会で7位、2005年には2位に輝きます。その中で大きな意識の変化が訪れます。

デンマーク人の世界チャンピオン、コペンハーゲンにあるカフェヨーロッパ・チーフバリスタのマーティン・ヒルデブラント氏のデモンストレーションに触れたことが大きかったそうです。彼の場合は一つ一つのプロセスに意味があり、そこには無駄が一つもなく、世界とのレベルの差を肌で初めて感じる瞬間だったそうです。それまではイタリアを回り吸収した感覚を自分流でやっていたそうです。なんとかマーティンに追いつきたいという思いで自分自身を見直しそこから精進の日々が続いたそうです。

ブラジルのコーヒー農園の農主と。
イギリスの取引先のコーヒー豆業者の元へ。直接テイスティングをして豆の選定を行う。

安来から世界へ 続く珈琲の旅

CAFÉ ROSSOの旅は続きます。アメリカはシアトル、珈琲サードウエーブの聖地ポートランド、北欧、ブラジル、イタリア、ベルリン、パリへと。珈琲を知り世界に追いつきたいという好奇心と探究心を胸に世界に飛び出す日々はこれからも続きます。豆を知り自家焙煎でブレンドするロースターであり、珈琲を美味しく淹れるバリスタの両方の顔を持つCAFÉ ROSSOの珈琲探求の旅はこれからも続きます。

旅のみちくさにぜひ
一息つきにCAFÉ ROSSOの珈琲を味わってみてはいかがでしょうか

DATA

CAFÉ ROSSO beans store+cafe

島根県安来市門生町4-3
TEL / 0854-22-1177
営業時間 / ショップ(10:00~18:00)カフェ(10:30~ラストオーダー17:30)
定休日 /日曜日(祝日は営業)
駐車場 / あり
HP / http://www.caferosso.net/

DATA

サルビア珈琲

島根県安来市安来町西小路1918
TEL / 0854-22-2088
営業時間 / 9:00〜17:00
定休日 / 日曜日 祝日
アクセス / JR安来駅から車で約2分 安来ICより車で10分
駐車場 / 2台